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読書の感想

奴隷の哲学者エピクテトス「人生の授業」萩野弘之を読んで

奴隷の哲学者エピクテトス「人生の授業」萩野弘之を読みました。

紀元1世紀後半から2世紀前半の哲学者エピクテトスの思考法を紹介した本です。

 

紀元2世紀とか1,800年以上前ですが、現代人と共通する悩みや不安があったことにまず驚きます。(テクノロジーは進化しても、人間の精神は進化してないようです。)

エピクテトスは奴隷出身の哲学者という珍しい人で、僕は初めてこの人の名前を知りました。

奴隷でありながら自由であるとエピクテトスは言います。

 

自由に至る唯一の道は「我々次第でないもの」を軽く見ることである。

自分ではどうにもならない事、地位や名誉、財産、才能など、自分の裁量だけではどうしようもならない事にとらわれる事をエピクテトスは戒めています。

他人の成功や繁栄を見て羨望の念を抱き、自分も目立ちたくなったり、不必要な競争に駆り立てられたりして、結果として自分が苦しむのは間違いなく愚かなことだ。と言います。

 

考えてもどうにもならない事に目を向けるのではなく、自分の意思を持って生きる事が自由だって事ですね。

 

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